白髪は少しあるだけで、疲れて見えたりやつれて見えたりしますね。人の見た目を大きく左右する白髪。そんな白髪について詳しくまとめてみました。
世界には、様々な人種がいて様々な髪の色があります。髪の色は、『メラニン色素』の割合によって、変化します。
メラニン色素には、黒色や茶色などの暗い色寄りの『ユーメラニン』。黄色寄り明るい色の『フェオメラニン』。この2種類があり、それの割合で、髪の色が決まるとされています。
もともとの髪の毛は真っ白で、そこからメラニン色素の割合で様々な髪の色が誕生します。
日本人は『ユーメラニン』の割合が多いため、黒色の髪色になります。白人の外国人は『フェオメラニン』が多いため、金髪や明るめの髪色になります。
メラニン色素を作っているのが、毛母細胞の間にある『色素細胞(メラノサイト)』になります。毛母細胞が髪を作り出し、色素細胞によって、メラニン色素を作り送ります。そして、色付けされていき、黒く着色された髪が出来上がるのです。
遺伝だから、という声をよく聞きますよね。遺伝的要素が影響することもあるとされていますが、たくさんの原因が絡んでいることも少なくないのです。
色素細胞の働きが弱くなったり数が減ってきたりすると、メラニン色素が十分作られなくなり髪の毛に色がつかない白髪となってしまします。
これは、世界中の方全員に当てはまります。
30代~40代になったとたん白髪が一気に増えた。そのような声がよくあります。それは、新進代謝の低下が老化により起こる為です。これにより、色素細胞の機能が弱まり、髪の毛に色を送ることができなくなる為です。
細胞が働くためには、栄養素が必要になってきます。体に負担のかかる過度のダイエットや、食生活、等で、十分な栄養が頭皮に行かなくなると、色素細胞の働きが弱まり、白髪となってしまいます。
新陳代謝は、ゴールデンタイム22時~2時の間に活発に行われます。夜更かしや睡眠不足などの不規則な生活が続くと、色素細胞の働きができなくなります。そして、ストレスなどで、交感神経が優位な状態だと、寝つきが悪くなり、血管を収縮させてしまうため、栄養素が細胞に届かなくなってしまいます。その為、色素細胞の働きが弱まってしまうのです。
10代~20代からの白髪が目立ち始めた方は、遺伝的要素が高いとされています。白髪と遺伝については、完全に解明はされていませんが、色素細胞の働きが、低下しやすい体質が遺伝すると考えられています。
老化が促進される病気や、血管に関した病気などがきっかけで白髪が増えるケースもあります。円形脱毛症の後、一時的に生えてきている髪の毛が、白髪になることもあります。脱毛の症状が起こっている時に、毛母細胞と同時に色素細胞へもダメージを受けたためとされています。
もみあげの白髪の原因は、血行不良や栄養不足が主な原因として言われています。皮膚の乾燥により、お肌のサイクルが乱れや外部からの刺激でのダメージを受けて、細胞が弱ってしまい、働く力が弱まります。ストレスが溜まってくると、頭皮が引っ張られて状態に硬くなり、血管が圧迫されて細くなり血行不良となります。
現代、パソコンやスマホ、などにより眼精疲労による血行不良も考えられ、頬骨の発達不足も考えられます。
最近よく見かける白髪サプリってどうなの?そんな白髪サプリについてまとめてみました。
①ブラックサプリ‥ブラックサプリは、白髪サプリとして有名なサプリ。調べたことがある人は、一度は目にしているサプリです。牡蠣に含まれている『亜鉛』、シジミに含まれている『ビタミン12』根昆布からはヨウ素を含む昆布の根と茎の食物繊維が豊富に含まれています。必須アミノ酸を含む数種類のアミノ酸。白髪サプリとしては、バランスのいいサプリとしてされています。5粒入り×30包価格税込4,800円。一日160円。
②ブラックサプリEX‥一粒の中に、ビタミン、ビオチン、レスベラトール、パントテン酸、亜鉛、黒ゴマパウダー、根昆布パウダーが入っており、それらの成分をひとつにまとめたサプリとして、似てますが、また違ったサプリと考えたほうがよさそうです。飲みやすさでいくと、ブラックサプリEXの方が、持ち運びしやすく馴染みのあるカプセルタイプが好まれているようです。90カプセル入り価格税込み5,983円。一日3粒。一日当たり199円。
③ミレットアップ‥人が生きていく上で、必要なミネラルの『亜鉛』や、体内の酵素が正常に働くために必要なミネラルの『銅』の成分がたっぷり入っている『牡蠣エキス』やモズクから抽出された『フコイダンエキス』フコイダンとは、昆布やメカブなどの海藻類の『ヌルヌル』の部分に含まれる傷ついた部分を修復し、感想を防ぐ天然成分。、お肌や髪に必要なビタミンB群のひとつ『ビオチン』。皮膚や粘膜、髪の毛の健康を維持する働きがある成分。この3種類などの成分が配合。300ml入り価格税込み8,640円。一日10~30ml摂取。1日当たり288円~。
④黒ツヤソフト‥ロバの皮を煮込んで作られる漢方の原料。中国三大美人『楊貴妃』も服用してた『アキュウ』入り。東洋医学の考え方では、髪の毛は『血の余り』とされていて、女性は特に、生理などで血液を消耗しがち。髪の毛にまで血が届かないとなりがち。そこで血液を増やして、髪に送る量と、血行をよくしたらいいということで問う東洋医学的なアプローチの『アキュウ』。科学的のも造血肝細胞が増える働きがあることがわかっている。その他にも、髪の毛の素となる『ケラチン』『シスチン』『大豆イソフラボン』の成分も入っている。180粒入り。価格税込み5,119円。一日6粒。一日当たり170円。
⑤マイナチュレ‥無添加オールインワンとして紹介されているサプリ。アミノ酸のひとつで毛髪の原料の『シスチン』。魚介類などに含まれるアミノ酸で髪の毛を丈夫にする『天然タウリン』。髪の毛を作る中でも最も大切とされるアミノ酸の『メチオニン』。髪の毛を構成するたんぱく質のひとつの『ケラチン』。シスチンなどの髪の毛の原料が豊富に含まれているエキスの『ミレットエキス』。これらの成分がひとつの粒に配合してあるサプリ。他にも女性にうれしいコラーゲンや椿種子エキス、ヒアルロン酸、ビタミンCなども入っており、美容にも効果のある成分を配合。90粒入り価格税込7,044円。一日3粒。一日当たり234円。
⑥醗酵黒セサミン&ビューティー‥セサミンを乳酸菌で醗酵させ、加熱処理をおこない、通常のセサミンよりも3倍も高めた『醗酵黒セサミン』。運動やストレスなどで体内にできた活性酸素は、健康な体の細胞を酸化させ、本来の働きができなくなります。それが、老化の原因のひとつ。セサミンには、肝臓を含む内臓、血液の活性酸素を退治する働きがあり、こう酸化作用があるとされています。肝臓には特に力を発揮します。肝機能が向上すると、酸化するのを防ぎ、活発になることにより、老化防止やコレステロールを下げ、メラニンの生成を助けます。よくお酒を飲む人からは、二日酔いになりにくくなったといわれています。その他、コラーゲン・セラミドMKP-1やヒアルロン酸。ビタミンCなどが含まれています。180粒入り税込み1,750円。一日6粒。一日当たり58円。
白髪をカバーしていくことは大切ですが、白髪を生やしにくくする頭皮ケアや、生活が大事です。どんどん増えていく白髪をおいかけるのではなく、白髪を予防していきたいものです。
現代人の白髪への望みは「髪を傷めず白髪を染めたい」 「白髪を染める手間をなくしたい」「今すぐ黒い髪にしたい(白髪を隠したい) 」などです。
ここで白髪についての歴史をみていきましょう。昔の武将は『墨』で白髪を染めていました。白い髪だと敵になめられるため、戦へと挑む前には、少しでも若く見せるため、墨で白髪を染めていたそうです。そして明治時代以降には、『タンニン』と『鉄』を使った黒い染料が使われるようになりました。これは昔から『お歯黒』として活用されていたもので、髪を染めるには、10時間もそのまま置いておかなければ、キレイに染まらなかったそうです。そして、これが日本での始めてのヘアカラー剤の誕生といわれています。
その後に、ヨーロッパなどから酸化染料が輸入されるようになり、現在の短時間でしっかり染まり、長持ちするヘアカラーになりました。
白髪染めの何が悪いのでしょうか?
髪のキューティクルを開かせる働き【アルカリ剤】が使用されています。
そして【ジアミン】。このジアミンは髪の毛の発色は良くしますが、一度アレルギー反応が起こると、ほとんど治ることなく、染める度にアレルギー反応がおこってしまいます。 毎回、白髪を染めるたびに頭皮のかぶれやヒリヒリ感を感じている人。実は、アレルギー反応が起こっているのです。
【過酸化水素】漂白剤や雑菌剤として使用されている成分で、髪のメラニンを脱色させ、酸化反応をおこして、発色させます。
この過酸化水素は、頭皮の水分を奪い乾燥させ、カラーの後に感じるヒリヒリと刺激を感じる原因となっています。市販や美容室の白髪染めには、これらの成分が入っています。
そして、これらのカラー剤に含まれる物質にアレルギーをもっていたのにカラーをしたため、死亡したケースがあります。スズメバチに刺された人が、次に刺されたらショック状態になり、痙攣や呼吸困難を起こして死亡する【アナフィラキシーショック】です。このことから一気に白髪染めのカラー剤が問題視され始めました。
白髪染めには、アレルギー症状だけではなく血液にも影響を及ぼすということがわかっています。再生不良性貧血という造血障害の疾患がカラー剤の原因で起こることが明らかになりました。再生不良性貧血とは、『血液のがん』と言われ、骨髄の造血作用の働きが弱まり、貧血状態が起こる病気です。
更には、カラー剤を使うことにより、がんの一リンパ腫にかかる危険性が50パーセントにも増加するということアメリカの研究チームにより報告されています。
これらの科学物質が体に影響をもたらす毒性は、農薬の約140倍。20ccの量で致死量となるものを、私たちは白髪を染めるために髪の毛につけているのです。農家の方は、大切な農作物を虫から守り、見た目をよくするために農薬をまきます。でもこの場合上下完全装備でします。それなのに、私たちはその140倍もの毒性のあるものを頭皮や髪に直接つけているのです。
口からの毒素は体から排出してくれますが、頭皮からこれらの化学物質が体へと浸透してしまう、いわゆる【経費毒】は、90パーセントは体に蓄積されるといわれています。化学物質であるカラー剤を使うと体が守ろうとするため毛穴がしまり、毛穴がつまり健康的な髪の毛が生えなくなったり、抜け毛が増えたり、毛が細く途中で切れたりしていきます。しかし、化学物質は分子が小さいためその間をかいくぐってさらに毛穴に入り込んでいくのです。その毒素が体に巡るのが15分と言われており、肝臓や腎臓へと蓄積され、最も溜まりやすいのが子宮。更に赤ちゃんができると、その毒素を体の外へ出そうとする働きのため、アトピーなどのアレルギーを持った子供が生まれる原因となっています。
男性の場合は、睾丸に影響し前立腺肥大が増加しています。 最近は、こういったことから肌のトラブルや、髪へのダメージ、体への負担が強いため、負担の少ない無添加や天然成分、植物染料100%など、安全性が高いことを売りにしている商品が増えてきました。 自然志向の方や、オーガニック志向の方が増えてきて、出来るだけ体にダメージのない、無添加や天然成分の白髪染めを好んで使う人が増えてきたためです。
ここ数年で大ヒットしている利尻ヘアカラートリートメントは、その代表的な商品です。白髪染めをする方には、「無添加だし安心」と思い使われる方も多いと思います。しかし、無添加、オーガニック、植物染料100%という白髪染めでも、かぶれや湿疹などのアレルギー反応が起こっいます。”悪いものが入っていない”、無添加やオーガニックだからといって安全というわけではありません。
無添加は、表示指定102種類の中に入っていないものが、『無添加』だと言うこと。表示指定成分は、国がアレルギーを起こすと認めた定めた成分。使用基準値以下であれば、使ってもかまわないとされる成分です。日本では102種類ですが、ヨーロッパでは、5000種類もあるとされています。日本の規制の数の少なさがわかります。その為、無添加だから安全というわけではないということになります。 無添加だからといって安心せず、成分表示を見て購入することが大切です。 肌が弱い人でもそうでない人でも、白髪染めを何度もしていくと、頭皮にはものすごいダメージになっているケースがほとんどです。自覚はなくても、実際には頭皮は悲鳴を上げています。頭皮トラブルが起こってしまうと、白髪が染められなくなり、フケや湿疹などが出つづける状態になったりします。白髪はキレイに染まったとしても、頭皮からフケがでて肩に気づいたらふけだらけ。髪はパサパサでお人形さんみたいに痛んでしまっては、全体的にはキレイとは言えないのです。
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