夕方になると、髪がベタつく、頭皮が脂臭い。
Aozoraでは、薄毛はもちろん、このような悩みのご相談も良くいただきます。
元々、頭皮を雑菌から守ってくれる役割をもつ皮脂。皮脂はとても大切なものなのですが、その皮脂が過剰分泌し、汗と共に酸化してしまうと、いわゆる「脂臭い」頭皮臭がします。
頭のてっぺんは、鼻の孔と逆方向なため、実際には本人は臭いに気づいておらず、まわりの人たちは臭いと感じているなんて言うこともしばしば。
そんなことが無いように、頭皮の皮脂対策は日頃からしっかりしておくことが大切です。そこで今回は頭のニオイ対策や正しいシャンプーの仕方についてまとめてみました。
具体的に、すぐにできることは【ブラッシングで汚れをしっかり浮かしてから洗う】【シャンプーやコンディショナーをしっかりと流す】これが大切です。どちらも2分は流しましょう。また、髪がべたついたり、臭う場合は、脂漏性湿疹を伴っていることもよくあります。頭皮を触ってみると、ザラザラとブツブツを感じる場合は、特にしっかりと流し、掻き毟らないように気を付けましょう。
こちらはお客様に頂いたアンケートです。髪のボリュームのご相談で来てくださいました。詰まりに詰まった皮脂を施術で取り除き、自宅ケアも含め、皮脂コントロールを行うことで、髪がふんわり!まるで生き返ったかのような髪になられました^^。
皮脂の量は個人差があり、体質的な部分も大きいです。でも、しっかりと理にかなったお手入れをすると、見違えるように変化します。頭皮の臭いや、べたつきは、意外とあっさり改善されることが多いです。
そして、頭皮の臭いがあるお客様で、たまにいらっしゃるのが、「あんまりきちんとドライヤーをしない」
これ、絶対にダメです。生乾きは、菌が繁殖し、においの原因になるだけでなく、湿疹など皮膚トラブルの原因にもなります。髪は、どんなに短くても、根元から必ずしっかり乾かしましょう。
それにしても、こんな風に聞くと、皮脂ってすごく悪いイメージに思いませんか?。しかし皮脂は汗と混ざることで皮脂膜を作り、頭皮を保護してくれる働きがある大切なものです。皮脂が多いからと、皮脂をピカピカまでとりきるのはNG!
皮脂を取り過ぎると常在菌が減ってしまいます。常在菌がなくなると、酵素の分泌が減り、頭皮の保湿が出来なくなるので、常に乾燥した頭皮になり、バリア機能が落ちるということになります。
人間の身体に不要なものはないんですね。盲腸だって、あれだけ不要なものだと言っていたのに今や【盲腸は免疫細胞の塊】なんて言われ、盲腸を切除すると大腸がんのリスクが上がる!という、昔とは真逆すぎる報告まであるほどです。
ちょっと脱線してしまいましたが、皮脂は適度残しておくことが大切です。
Aozoraでは、めちゃくちゃ皮脂が多く、それが発毛や育毛の妨げになっていると判断したお客さまのみ、週1~2回の頭皮クレンジングをおススメしています。
自己流で対策されている場合、その目安は臭いと触覚。頭皮が臭わない程度に、そして、指で触ったときにベタついていないよう、しっかり丁寧に洗う。そんな風に、皮脂コントロールをされることをお勧めします。正しくコントロールが出来れば、髪はふんわり改善されるはずです。