女性の薄毛が増え、女性の薄毛治療をおこなうクリニックが、どんどん増えてきています。Aozoraは発毛サロンで、クリニックではありません。
ここ数年、クリニックでの薄毛治療の後、どうしたらよいのかわからず、Aozoraにご相談にこられるお客様が後を絶ちません。もちろんクリニックすべてが悪いわけではありません。Aozoraは発毛サロンで、薬を使わない薄毛対策を推奨しており、女性のお客様は一人もお薬は飲まれていません。
ただ、このブログを読んで下さっている方の中には、薬での治療をお考えの方もいらっしゃるかもしれませんので、もしもお薬を選択される場合、選ぶ際の参考になるよう、その内容について書いていきます。
再度申しますが、本来は薬を飲む前に、頭皮改善を行うことが先決です。また、薬を飲んでも、頭皮改善をせず悪いコンディションのままの頭皮ですと、髪は育ちにくいことを忘れないようお願いします。
女性の薄毛治療薬といえばミノキシジルがメジャーです。
ミノキシジルは、血流を促進し、髪にどんどん栄養を送り届けます。が、正しくは、髪ではなく【毛】。うまく髪にだけ作用すればいいのですが、そんなにうまくはいきません。毛と言う毛に栄養が送られ、ムダ毛まで、どんどん育ちます。
もちろん、もともとの体毛の濃さで個人差はありますが、
「主人の髭剃りを使っていた」
「全身脱毛しても、毛がなかなか減らなくて、30回以上かかった」
「肩や、足の甲から毛が生えてきてすごく悩んだ」
など、悩みはつきません。
そして、「体毛はめちゃくちゃ増えたのに、その割に髪が育っていない??」と、思われる方が多いです。その理由は、先ほどもお伝えした、【頭皮改善が出来ていない為、生えた髪が育たない】からです。
そして、薄毛に加え、体毛まで気になり始め、薬を飲むのを止めてしまう。
結果、飲む前より薄毛がひどくなる。Aozoraへのご相談は、そのような経過の女性がほとんどです。
ひどくなりすぎて、家にこもってしまわれていた方もおられます。もう大変です。
また、大半の方が4年ローンを組んで薬を買われています(半年分で約50万~60万円、キャンペーンの時はもう少し安い)。
そして、半年経つと、毛髪チェックなく、「次の薬はどうされますか?」と言う言葉が待っています。その時点で、まだローンは3年半残っていますので、また追加でローン、もしくは一括で次の分を買わなきゃいけないことになります。
「そんなに髪は増えてないのに体毛ばかり増えて、まだお金がかかる・・」そうなると、もう薬を止めてしまわれる気持ちは分かります。でも、本来は急にお薬は止めてはいけません。
ドバドバと送られる栄養から、急に栄養不足になりますので、おのずと髪は減ります。なので、Aozoraでは施術をしながら、徐々に薬を減らし様子を見ていき、断薬をします。
それが、クリニックでは相談できる雰囲気ではないので、勝手に薬をやめる⇒「急に薬を止めて何カ月かしたら、一気に髪が抜けてきた。」となるわけです。
そうなると、本来はまた薬を再開するのが妥当です。
でも「もうミノキシジルは飲みたくない!」というかた方が、なんと全員。なので、Aozoraでは、抜けてしまった髪を、薬なしでまた回復させていくことをおこなっているのです。
そして、ここ数年は驚くことに、ミノキシジルだけではなく、「利尿剤を飲まれていた」というケースが増えています。それも、お客様は全く知らず、私が薬剤名を見て、気が付いたんです。
病院では、腎機能が落ちた患者さんに使用される薬剤ですから、はじめて薬剤名を見た時は、びっくりしました。
「この薬を飲むときに、利尿剤と聞いてなかったのですか?」 皆さん、同じクリニックで薬を処方されていますが、聞いても、どなたも知らず。
ただ、ドクターからは、「尿の回数が増えます」、中には「おしっこがいっぱい出るから、むくみがとれてダイエットになりますよ!」と言う説明はあったようです。ダイエットって・・・怖すぎる。
この利尿剤、どうして薄毛治療に使われるのかと言うと、副作用に「女性化」があるんです。その副作用を利用するという事なんですね。
その一件のあと、薬剤について詳しく調べてみました。
ニューハーフの方が乳房を維持するのに飲まれるケースが多いようで、「私は飲んでるけど、こんなの飲んじゃダメよ!」って優しく助言がされているブログがありました。ニューハーフの方は、仕方なく飲まれているんですね。色んなご苦労があるようです。
そして、中でも私が特に怖いと感じたのが、そのお薬を飲まれていたお客様たちが、「飲んでいる間、ずっと月に20日生理があった」とか、「子宮筋腫が大きくなった」と言う話。
すべて薬剤のせいだと断定できないにしても、生理が20日も続いていることをドクターに相談しても、「そのうち身体が薬に慣れてきますよ」とか「気になるから飲むの止めますか?」とか、体や髪を考慮しない回答しかなかったということです。
薬を処方され、飲み始める段階で質問しなかったお客様にも、問題はありますが、素人ではわかりづらい内容ですし、副作用としてそういったことの記載がある事なので、処方する医師がちゃんと説明する必要があると思うんです。
受付の方は、いつも心無い対応。何とかやっと、ドクターにつないでもらってもそんな返事。「質問してもあんまり髪に詳しくなさそうやし、医者じゃないんちゃうか?と疑ったことまである」そんなふうに、おっしゃるお客様もおられます。不信感しかない中で、処方された薬だけ飲み続ける・・。20日続く生理・・何カ月も何カ月も・・。そして髪はさほど増えていない・・薄毛治療のはずが、メンタルまで悪くなってしまいます。
Aozoraには、ドクターのお客様がいらっしゃるんです。患者さんにも最低限のお薬しか処方されない、とってもいい先生。なので、ご自身も内服は飲まずに、薄毛改善しに来てくださっています。最近、その先生が転職を考えておられるという話から、こんな話をしてくださったんです。
求人を探していると、薄毛治療のクリニックの求人がすごくたくさん出てくるそうです。しかも、お給料がとてもよく、内容は決まって同じ。
【かんたんな問診をし、薬を処方するだけの簡単な仕事です】
こう書いてあるそうです。なんか、腹立つなぁ・・。
先生は、「そういう所には働きに行かないし、ここ(Aozora)もそんなところに負けないで下さい!」って言ってくださいました。本当にそう思います。
薄毛治療は【簡単な仕事】
問診票を見て、ルーティンで決められた薬を処方する。生えようが、生えまいが関係ない。その通り、簡単な仕事です。でも実際、髪を生やすのって、皆が皆同じではありません。手っ取り早くお薬を飲めば発毛は4割。きちんと育つのがそのうち2割。
生えるひとはいますが、その人たちには、まだまだ長い人生があるんです。
薄毛が気になり始めたら、まずは頭皮改善が先決です。
「頭皮改善、生活改善をしても、思うようによくならない・・。」そんな時は、身体のリスクが発毛力より勝っています。そんな場合は、薬を使う対策も、一つの方法です。薬がすべて悪いわけではありません。
ただ、その場合は、飲む内容、(薬にも色々な種類と作用があります)、副作用と発生頻度、飲む期間(一生)、止めたらどうなるか、費用・・きちんと考えてから、対策に取り組まれることを、強く強くお勧めします。
そして、もし薄毛対策がうまくいかず、薬を選ぶことになられた場合は、何件かの病院やクリニックでしっかり話を聞き、おかしいと思ったり、圧が強い場合は、なんでも詳しく質問して下さい。
また、断る勇気もしっかり持っていく事が大切です。
言われるままローンを組み、言われるまま薬を飲み、結局そのお金や時間を全部捨ててしまうことにならない様、うまく薄毛対策をされることをお勧めします。
そして、発毛サロンも同様です。薄毛の状態に関係なく、薬を飲む前提で話をされる発毛サロンやローンを勧めるサロンがあります。ローンの続きには、また同じローンが待っています。ローンのツケは全て自分に返ってきます。
また、Aozoraが所属するスーパースカルプ発毛センターは、クリニックではありません。頭皮を改善する発毛サロンです。薬を飲む前提の発毛サロンではありません。そちらもお間違えの無いよう、お願いします。
しっかりと話を聞き、自分に合う所を探し、失敗のない薄毛対策を行っていただきたい、そう強く願います。