フェムテックやフェムケアという言葉を聞かれたことはありますか?一昨年あたりから徐々に浸透してきていますが、まだまだご存じない方が多いです。
とはいえ、ECサイトなどを見ているとフェムケアグッズというのをとてもたくさん見ることができます。
実はフェムテックやフェムケアというのは女性が一生を過ごすにあたり、とっても大切なもので私たちの身体や過ごし方、そして社会生活に直結します。
今回はそんなフェムテックやフェムケアについてお伝えします。
そもそもフェムテックとはどういう意味なのでしょうか?
これは、FEMALEフィーメルとTECHNOLOGYテクノロジーを合わせた言葉になります。
フィーメルという言葉も日本ではパスポートくらいしか聞きなれないのではないでしょうか?
LADYやWOMANの方が馴染みがありますね。でもフィーメルを使われている理由は・・
例えば、このFEMALEというのは動物も同じで、メスという性別を総称し、フィーメルと呼ばれます。
ですので、メス=女性のTECHNOLOGYテクノロジーという事になるんですね。
女性は、女性として体が発達していく思春期から生理を迎えます。生理は35年、長い人ですと40年間経験し続けます。果てしなく長いです。
そしてその間には妊娠・出産・産後・不妊・更年期・婦人科疾患と女性を取り巻くたくさんのことがあります。
またそのシーンシーンで、喜びもあれば、身体や気持ちがつらいこともたくさんあります。
働いていて、「生理痛がひどくて起きるのも大変。休みたい・・」と思った経験はありませんか?
女性同士や同僚ならまだしも、それを男性がなかなか理解はしづらく、私たちも理解してもらえるとは到底感じていないのが日本の現状です。男女平等、日本は大変遅れている国の代表格としてよく取り上げられます。
つまり、フェムテックとはそうした今まで日本で置き去りにされてきた、女性特有の体をもっと理解し、共感する。そしてそうした部分を踏まえ女性という生き物をもっと大切にしていこうとする考えをさし、最近政府がやっと力を入れはじめた分野です。
2022年12月に東京ビックサイトにてフェムテック展が開催されました。「これはいかなきゃ」そう思った理由は女性の薄毛の急増!
Aozoraではここ数年、女性の薄毛相談が増えており、女性ホルモンバランスに関わるこのフェムケアに関する情報をいれ、今後の発毛や育毛に生かしていきたいために参加してきました。
フェムテック展ではいろいろなセミナーが開催されていました。
私が受講したのは政治家として活躍されている野田聖子さんのセミナーです。
野田聖子さん自身、40代から不妊治療を始め50歳でご出産されました。
野田聖子さんに関して私が知っているのはそのくらいでしたが、9割が男性をしめる国会の第一線で活躍されている野田聖子さんのセミナーはとても興味深く勉強になりました。何よりも野田さん自身がはつらつとされていて、男性の中でもまれながら生きてきた方は芯があって強い!そう感じました。そしてお綺麗でした。
そのセミナーでは、まず仕事をするうえで実は女性のパフォーマンスはとても高いということ!
そして、女性ならではの体の仕組みに伴うリスクは大切なことなのに、働く上でとてもリスク視されているということでした。
つまり、女性がイキイキと活躍できることで、もっと日本は発展するんだということを強く語っておられました。
そして実際に、労働機会の損失という意味で、生理に伴う症状などによる社会経済的負担は年間6828億円に上るそうです。
その内訳は生理痛で休むことや、出産後になかなか復帰できないというものです。
たしかに。生理痛やPMSがひどい方などは大変です。私も内膜症が有るので生理が本当につらかったですし休みたいと思ったこともありました。
産後もそう、保育所事情があり何年も職場復帰できなかった経験をしています。
また、出産も男性なら耐えられないとよく言いますね。妊娠の疑似体験で重り袋を男性が下げ、重さや視界の大変さを味わうなんて言うのもあります。
女性が男性を理解することももちろん難しいですが、男性が女性の体の仕組みを理解するのはなかなか難しそうです。
また近年は不妊症が増えています。これに関しては女性だけでなく男性もですか、不妊治療しながら仕事をされているケースもあります。
排卵誘発剤などはとてもしんどく、そうなると体的にも、またメンタル的にもとてもすごく負担を抱えながら仕事をされている方もたくさんおられます。
結局のところ女性ならではのつらさというものは、女性なら誰もが経験されていると思います。
今は令和の時代!
昭和や平成よりも女性であることでの生活を快適に!
恥ずかしいことではないので、堂々としていこうという事なのです。
では実際にフェムケアとはどういうものなのか見ていきましょう。フェムテックとは分かり易く分類すると4つに分類されます。
1生理周期の管理 スマホアプリなどによるもの。経血量を外からはかる機械も開発中だとか。
2また月経不規則やPMSの症状の診断、治療
3ピル 子宮の安定をはかるだけでなく、ホルモンバランスの乱れによるニキビにも使用されます。
4コンドーム ヒトパピローマウィルスによる接触感染の予防や性病の予防。望まない妊娠の防止。
1妊娠のタイミング支援、授乳支援
2不妊症
不妊だけは努力だけでは報われないがサポート強化が必要
3産後の支援
更年期に伴う症状の緩和ケア
乾燥対策
女性ホルモン減少との付き合い方
乳がん
子宮筋腫
子宮がん
内膜症等のケア、治療
最近では、それぞれに伴う商品が多く開発され販売されています。この動きは今後も拡大し、益々増していくでしょう。実際に制作されているフェムケアグッズにはこのようなものがありました。
衛生商品(デリケートゾーン専用石鹸やフォーム、クリームなど)により生理中やそれ以外の陰部の不快感の軽減や臭いの軽減、悩みの軽減。
生理周期や経血量を管理できる携帯アプリ
またナプキンではなく、経血カップと言ってカップを膣内に入れ、それで経血を受け、捨てる。すなわち体外に経血が出ずに生理独特の不快感を軽減するというグッズもありました。
そして運動器具や温活、マッサージ機などなどです。
これに関してはフェムケアだけでなく、日常的に大切なことですね。Aozoraでも温活は徹底しています。
そして、なかでも膣ケア商品がとてもたくさん取り扱われていました。
1膣トレーニングや衛星用品
膣トレーニングとは言い方が変わっただけで、以前からある骨盤底筋のトレーニングです。これにより子宮膀胱直腸をを支えている筋肉を鍛え、尿漏れや臓器脱を予防します。
2ケーゲル体操
インナーボールを膣内に入れ、引っ張りながら抜けないように力を入れます。そうすることでトレーニングができるというものです。これは慣れてきたら自分のコンディションに合わせ、徐々に重くしていくとのことでした。
3太ももで挟むクッション 原理はほかのものと同じです。一番初めやすいのはこれかなと感じました。
4膣洗浄用品
これまで病院で検査の時にしか行ったことのない膣洗浄を自宅で行うものになります。
私たちの膣内にはデーデルライン桿菌という乳酸菌があり膣内は酸性に保たれ、ほかの菌が繁殖しないようになっています。
女性ホルモンのエストロゲンには膣粘膜の上皮細胞に含まれているグリコーゲンを増やす働きがあり、このグリコーゲンがデーデルライン桿菌のえさになっています。
ところが更年期に入るとエストロゲンが減少するため、このデーデルライン桿菌が減ってしまいます。
そこに乾燥しやすくなるという事も加わり、更年期以降はおりものが増えたり、違和感を感じるいわゆる【老人性膣炎】という病気が増えます。繰り返される方も多いです。
膣洗浄を行うことで乾燥を予防し、そうした膣炎を予防しようというものになります。
そしてこれらは、女性としてイキイキと過ごすだけではなく、ホルモンバランスを整えることができます。
女性ホルモンであるエストロゲンは髪を育てる働きがあり、更年期以降は一気に髪のボリュームダウンのお悩みが増えます。特に現代は若い女性の薄毛のお悩みも多くほとんどがホルモンバランスの乱れによるものです。
フェムケアをしっかり取り入れホルモンバランスを保つことができれば、薄毛のお悩みは必ず減る!そう確信しています。
フェムテック展を通し感じたことは、これまで見たことのないようなグッズや、膣に物を入れるなど、タンポン以外で行うことが無かったことが、これから先には何の抵抗もなく行われる日が来そうだと感じました。
そして様々なフェムケアが普及し、男性が女性の身体をもっと知り共感できる機会が増えることで、女性がもっともっと社会で活躍できる日が来そうですね。
フェムテック、フェムケア。いかがでしたか?
女性にとってありがたい政府の取り組みですので、しっかりと活用していきたいものです。
こちらの動画もぜひご覧いただけたらと思います。私も55歳で更年期真っ盛り。色々とダメージはありますが、うまくのりきっていこうと思っています。
サロンの雰囲気やAozoraの取り組みはアメブロ旭・千林やインスタグラムで毎日更新しています。
「自分はすでに薄毛?薄毛の状態ってどうなの?今起こっていることの原因は?」
スッキリしない時は発毛体験にいらしてください。
しっかりと見させていただきます。
ご覧いただきありがとうございました。