Aozoraではたくさんの方が薄毛のお悩みを相談しに来られます。老若男女様々ですが、他店でよくならなかった方、また薄毛治療薬(ミノキシジルやフィナステリド、デュタステリドなど)を飲まれている方、やめてしまわれ抜け毛が増え、止まらないと言ったた方も多いです。
そしてAozoraに初めて相談に来られる方でも大半の方が、すでに薄毛が進行し、透け感があったり分け目が広がったりするようになってから来られています。
そもそも薄毛が気になり始めたのがいつからかをお聞きすると、「ここ1~2年」とか「つい最近」とおっしゃる方もおられます。
しかしながら、頭皮を見せていただくと、とてもそんな年季の浅い感じではなく、もっと長年かかり薄くなっていったのではないかという方が大半です。
そこで今回は薄毛を感じるまでの段階を8段階に分け、セルフチェックができる動画をアップしました。
この動画をご覧いただく前にまずは薄毛の原因から見ていきましょう。
そもそもどのようにして薄毛は進行していくのでしょうか?
日本の女性は平均50歳前後で閉経を迎えます。この閉経を含む前後10年間を更年期と言います。更年期とは卵巣の機能が衰え急激に女性ホルモン(エストロゲン)が減少することで様々な症状が起こることを言います。その中の1つが髪の悩み、薄毛です。女性ホルモンの分泌が減少することにより相対的に男性ホルモンの作用が強くなり、髪の成長期が短くなることで薄毛に繋がります。
またホルモンバランスの乱れによる薄毛には、出産後に急激にホルモンバランスが変わることで、一時的に髪が大量に抜ける分娩後脱毛症もあります。
甲状腺ホルモンは髪の元となる毛母細胞を活性化させます。その甲状腺ホルモンが異常(甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症)になると、髪の成長に影響を与え、薄毛の原因となることがあります。実際に薄毛相談に来られるお客様の中には橋本病をお持ちの方や、検査に行かれ、甲状腺腫が見つかったケースもあります。
自分の体を病原菌から守ってくれるはずのリンパ球が正常な細胞を攻撃してしまうことを自己免疫疾患と言います。膠原病や円形脱毛症など、自己免疫の異常があると髪の毛が抜けやすくなる場合があります。
精神的なストレスを抱えていると身体は休まらないため、自律神経に悪影響を及ぼします。まず副交感神経がうまく働かなくなり、その結果、交感神経ばかり働きます。例えば何かで腹が立ったり悔しい思いをし、眠れなかった経験はありませんか?そうした際にも、交感神経が優位になり休めなくなってしまっているのです。
交感神経が優位になると血圧上昇作用によって血管の収縮が起こり、血行不良に陥ります。血行不良は様々な機能を阻害しますが、髪の毛も同様です。人間の身体は末端に行けば行くほど栄養が届きにくくなります。髪に栄養が行き届かないと毛母細胞の働きが悪くなり、頭皮の血流が悪化して、髪の毛は十分に成長しなくなります。
ですので、交感神経が優位な状態、すなわちストレス過多が続くと髪の成長に影響を及ぼすという訳です。
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させるため、全身の血の巡りが悪くなります。体内に吸収されたニコチンは自律神経に刺激を与え血管収縮を誘います。血管が収縮されると血管の血流量が減り、皮膚の温度が2~5度下がるほど血行が悪くなります。血行が悪くなると毛髪の形成を行う毛母細胞に十分な酸素や栄養素が行き届かなくなり、毛髪力が落ちてしまうため、抜け毛や発毛自体が起こらなくなってしまうのです。
またタバコを吸うとAGAの主原因であるジヒドロテストステロンを増加させてしまうため、薄毛に繋がってしまうのです。
しかしながら近年では、アイコスやグローと言った加熱式タバコに変える方が増えました。
※加熱式タバコとタバコと薄毛の関係については下記に動画アップしております。
お酒に含まれるアルコールは、肝臓で分解されます。その際にアセトアルデヒドという有害物質を発生させます。
アルコールが多量になると、分解しきれず有害なアセトアルデヒドが体に残ります。これが栄養の吸収を阻害したり、薄毛の原因となるジヒドロテストステロンの分泌を増やしたりする恐れがあります。ジヒドロテストステロンの分泌が増えると、頭皮の男性ホルモンと結びつき、脱毛を促すスイッチを押してしまいます。その結果、髪の成長を阻害し、髪のボリュームが減り、抜け毛が増え薄毛の原因に繋がります。
また多量にアルコールを摂取すると血管が収縮し、血流が悪くなります。アルコールの分解には水分が使われるためさらに血流が悪くなります。髪の成長に必要な栄養は血液によって運ばれるため、血流が悪くなると毛根まで運ばれにくくなり、薄毛につながるのです。
寝不足はメラトニンの分泌を低下させます。メラトニンには、体内時計に働きかけることで覚醒と睡眠を切り替えて、自然な眠りを誘う作用があり、『睡眠ホルモン』と呼ばれています。メラトニンの分泌は光によって作用されるので朝日を浴びると分泌が止まります。したがって、規則正しいリズムで起床、就寝をしている場合は問題ありませんが、不規則な生活リズムが続くと十分に分泌されなくなり、なかなか寝付けない、寝ても疲れが取れないなどの睡眠の質の低下が起こります。肌や頭皮など身体の細胞は睡眠中に修復されるので睡眠の質の低下や睡眠時間が短いと十分に修復ができません。
またメラトニンが減ると細胞の新陳代謝も行われなくなり、抜け毛や薄毛につながるのです。
髪の毛は色々な栄養素から作られています。過度の飲酒のところでもお伝えしましたが、髪を作る為に必要な栄養素は血液によって運ばれます。その大事な栄養分であるタンパク質やミネラル、ビタミンの不足は髪の成長を遅らせてしまいます。特にタンパク質は、髪だけではなく皮膚や内臓の材料になります。
そのため、タンパク質が不足すると髪の生成に支障をきたすばかりか、頭皮環境まで乱れてしまいます。
上記1~8のような原因があると、髪は栄養を失いどんどん薄毛が進行してしまいます。ですので早めに気づくことが1番の対策法になります。
そこで今回は、薄毛になるまでの髪の変化について8ステップでお伝えします。
血行不良や偏った食事、ホルモンバランスが乱れることで髪がパサパサになってしまいます。カラーやパーマを当てることも髪のダメージに繋がりますが、そういったことをしていなくてもパサパサになる時は健康な髪を育てるのに必要な栄養が十分に届いていない証拠です。
栄養が十分に届いていない髪は徐々にハリコシが落ちてきます。そうすると髪自体が細くなってきますので、ヘアセットをしてもなかなか上手に出来なかったり、キープ力が落ちたりします。これも髪が十分に育っていないためです。
髪が栄養不足になるとハリコシがなくなるため、うねりやすくなります。年齢により、毛穴がたるんでしまうことが原因でうねっている可能性もありますが、パサつきが強くや髪が広がっていて且つクセが強くなってきている方は注意です。
栄養不足により、髪が細くなっているためパーマなどのクセが付きにくくなります。思い通りのスタイリングにならないことで、何度もパーマを当ててしまうとさらにダメージが蓄積されてしまい髪が弱ってしまいます。
これは女性の薄毛で1番多いびまん性の状態です。AGAのように部分的に髪の本数が減るというよりも、髪全体のボリュームが減ってしまうことが特徴です。感じ方は人それぞれですが、例えば、髪を束ねていたゴムが落ちてくる、束ねた量が昔に比べて少なくなったということがきっかけで気付かれる方が多いです。
栄養不足の髪は瘦せ細り髪の厚みが減ることで髪全体のボリュームがダウンしてしまいます。手で触ったときの跳ね返りがないことや弾力がなくなっていることが多い方は要注意です。
先ほどお伝えしたボリュームダウンの原因は髪の軟毛化の影響が大きいです。通常女性のヘアサイクルは4~6年と言われています。しかし栄養が不足している髪のヘアサイクルは正常な時と比べ短くなっています。その結果生えてくる毛が細く軟毛化してしまうのです。
ヘアサイクルが短くなり、成長不足の髪の下から生えてくる髪は今は生えている髪以上にもっと育たない髪がほとんどです。ヘアサイクルが乱れてしまうと太く健康的な髪には成長せずに抜けてしまいます。ですので抜け毛が増えてしまうのです。
ではどのようにして対策をしていけばよいのでしょうか。
髪の成長に必要なビタミン、ミネラル、タンパク質をしっかりと摂取します。特にタンパク質、亜鉛、ビタミンB群、鉄分は重要です。
タンパク質であれば肉類・魚類・卵・豆類・乳製品などがあります。
亜鉛は牡蠣・ウナギ・レバー・納豆が豊富に含んでいます。
ビタミンB群だと豚肉・サバ・玄米・レバー・ウナギです。
鉄分はレバー・イワシ・枝豆・小松菜・ほうれん草となっています。
こちらの食材を意識して摂取していきましょう。近年美容意識がどんどん高まりダイエットをしている方がたくさんいますが、偏った食事でのダイエットを避け、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
定期的な運動で血行を促進し、頭皮への栄養供給を良くします。姿勢が悪く猫背やストレートネックになっていると筋肉が血管を圧迫し血行不良がなかなか治りません。そのため姿勢改善を目的として運動やスポーツ、筋トレを行うと良いでしょう。また適度な運動をすることはストレス解消にもつながります。成人で1日60分以上(1日約8000歩)を目安に運動を心掛けましょう。
睡眠の質を上げることが薄毛改善につながります。質の良い睡眠とは毎日規則正しい時間に就寝、起床を行い平均で6~7時間睡眠をとることが推奨されています。睡眠時間は個人差がありますが、日中眠くなったり、次の日に疲れを残さないだけの睡眠をしっかりととりましょう。また朝起きてから朝日を浴びることでメラトニンの分泌が正常に保たれますので、起床時はカーテンを開けるようにしましょう。
頭皮の衛生を保つことも大事になります。シャンプーは洗浄力の強い市販の高級アルコール系シャンプーではなく、頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーを使用しましょう。また、しっかりと洗い流すことも重要です。予洗いの時から最低でも2分は洗い流すようにしましょう。お風呂を上がってからはすぐにドライヤーで乾かしましょう。放置している時間が長くなると菌が繁殖してしまいます。そうすると頭皮環境は悪化するばかりですので注意です。この時、マッサージを行うことで血行を良くすることも効果的です。
そしてスプレーなどのヘアスタイリング剤やカラー、パーマなどは避け、頭皮への負担を減らすことも大切です。
ストレスが溜まると自律神経が乱れます。そうするとホルモンバランスに影響を及ぼします。リラクゼーションや趣味の時間を持つなどして、心身ともにリラックスする時間を確保しましょう。一般的に言われているストレス解消法は映画観賞や音楽を聴く事・趣味や推し活・睡眠をとること・読書などがあります。先ほどお伝えした運動もストレス発散方法の1つです。
体験に来られるお客様の中には薄毛治療薬を使用していたり、シャンプ―やトリートメントなどを変えてみたが変化がなかったという方が多くいらっしゃいます。髪を生やすための工夫をしていても元の土台である頭皮が汚れていたり、栄養が送られにくい体の状態では効果を十分に発揮できません。そこで、当店では頭皮環境や生活改善といった体や頭皮を根本的に改善する健康的な体つくりに励んでいます。
実際のお客様のビフォーアフター写真や髪に良い情報などは、当店のインスタグラムにたくさん掲載しておりますので、少しでも気になる方や悩まれている方はぜひこちらをご覧ください。
そして、近年よく使われている薄毛治療薬について。
薄毛治療薬として世にでている薬にはさまざまな種類があります。その中でも女性に対して効果的なものはミノキシジルです。ミノキシジルは、もともと高血圧治療薬として開発されましたが、その副作用として毛髪の成長が促進されることが発見されました。現在では薄毛治療薬といえばミノキシジルと言われるほどに広く用いられています。
このミノキシジルの作用としては血管拡張作用と細胞の活性化があります。頭皮の毛細血管を拡張することで髪を育てる毛母細胞まで栄養を届ける事ができます。さらに毛母細胞を活性化させるため、髪の毛の成長期間が延長され、薄毛の改善が期待されます。
薬にはメリットもありますが、大きなデメリットも存在します。それは薬の副作用です。
Aozoraではこれまで薬の副作用で悩まれているお客様をたくさん見てきました。ミノキシジルの副作用とは頭痛・めまい・浮腫・多毛・動悸・頭皮のかゆみや赤み・体重増加などがあります。
Aozoraのお客様の中には尿酸値が上がった方もおられました。これらの症状に困ったり薬を使っても思うような効果が出なくて相談に来られます。副作用が辛ければ止めてしまえばいいのでは?とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、薬を中止すれば髪は抜けて元に戻ってしまいます。それどころか、飲む前よりひどくなったとおっしゃる方も多いのが実情です。
ですので、止めるに止めれなくなりどうしたら良いのかと悩まれるのです。
そんなお客様をたくさん見てきたからこそ思ったことは、薬を使う前に頭皮や身体を健康な状態へ改善することです。土台がしっかりしていないとどんなに栄養があるものを入れても効果を発揮できないどころか、副作用で悩むことになります。
まずは頭皮の状態を良くして土台をしっかり作ること、そして普段の生活全般を今一度見直すことこそ、発毛力を上げる最大のポイントになります。
もし今悩まれている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談にお越しください。
「自分はすでに薄毛?薄毛の状態ってどうなの?今起こっていることの原因は?」
お悩みが深くなる前に、スッキリしない時は発毛体験にいらしてください。Aozoraがしっかりと見させていただきます。
ご希望の際はお早めにご予約下さい。ご予約は予約ページのラインアットがスムーズです。
大阪梅田店、旭・千林店どちらでも体験いただけます。発毛体験は6600円です。
詳細はこちらです。
宜しくお願いいたします。
またAozoraではアメブロやインスタグラムで日々の様子をお伝えしており、たくさんのお客様がご覧くださっています。
髪に関係のないプライベート投稿も多いですが、機会があれば一度ご覧になってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。