こんにちは。鮫島です。
いつもご覧いただき有難うございます!またSNS(インスタやアメブロ)もいつもご覧下さり感謝です!
さて今回はYouTubeの視聴者様からご質問を頂き、動画でアップさせていただきました。
内容は「抜け毛が怖くて洗髪が出来ない」というお悩みで、意識を前向きにかえられるような解説が欲しいという御相談でした。
▼実際の動画はこちら▼
自分なりに、どうしたら前向きな気持ちでまたきちんとシャンプーをして頂けるようになるのかを考えて、お話しさせていただいています。原稿はざっくり書きましたが、結局見ないで話してしまっています。笑
このように抜け毛が怖くてまともに頭が洗えないという話は発毛体験でとても多いです。
では本当に、シャンプーをする行為が、抜け毛を増やすのでしょうか?
確認していきましょう!
私たちの髪はシャンプーをすることにより抜け毛が増えるのでしょうか?
答えは、結論から言うとシャンプーしたからと言って抜け毛は増えません。
一日の間に一番抜け毛を感じるのはシャンプー時であることは間違いありませんが、それは抜けた髪が落ちずに、髪内に残っていたりすることもあるためです。
歩いていても抜けた毛は落ちます。
では実際にシャンプー時に抜ける髪とはどのような状態なのでしょうか?
ヘアサイクルのメカニズムについて
私たちの髪はヘアサイクルがあり、髪が育つ成長期から、退行期、そして休止期へと変わり、次の髪がまた生まれます。
シャンプーで抜けているのは休止期を終えた髪。
すなわち、シャンプーで抜けているのではなく、その髪は遅かれ早かれ抜ける髪なのです。
通常1日の抜け毛は50~100本、この範囲であれば問題はないとされています。ただ年齢や状況により個人差はあるため、その本数を気にすることや、他人と比べることが正しくないこともあります。
またシャンプー時に抜ける本数は平均30~80本で、これは一日の抜け毛の6~8割に当たります。
ですので洗髪時に抜け毛が気になる人が多いのは当然ともいえます。
では実際に、毎日きちんとシャンプーが出来ていないとどうなるのでしょうか?
これは実際にAozoraのお客様にみられた一例です。
抜け毛が多く感じ、シャンプーなどを変えてみても、抜け毛が一向に減らず、ついには洗髪がきちんと行えなくなってしまわれました。怖くて長い期間まともにシャンプーをしなかったため、皮膚が炎症を起こし、来店時にはかゆみを伴う脂漏性皮膚炎、皮膚が炎症を起こしているという状態でした。肉眼で見ても一目瞭然でしたが、その時のマイクロスコープ画像がこちらです。
▼マイクロスコープで確認した頭皮環境はこちら▼
私たちの頭皮や髪は空気汚れはもちろん、汗や皮脂で日々汚れています。
また整髪料を付ける場合は整髪料も頭皮や髪に残ります。
抜け毛が気になり、きちんと洗髪が出来ないと、結局のところかえって抜け毛を増やしてしまうことになりかねないのです。
そのため、日々の頭皮ケアはしっかりと行う必要があります。
また、このような不安があれば、自己解決せずに専門家に相談することも大切です。
そして、そもそもの抜け毛が増えた原因です。
一度じっくり考えてみましょう。生活、食事、ストレス・・・思い当たることはありませんか?
髪は一日で作られるものではありません。
抜け毛が多くなるということはあなたの体に何かしらの異変が起こっているのです。
それが改善されない限り、前向きにシャンプーが出来たとしても、リスキーなままの頭皮ではいたちごっことなります。
抜け毛が増えたのは身体からのサインでもあります。
今一度、自分のここ数カ月の生活を振り返ってみましょう。
とはいえ、抜け毛が気になる人は、外に出ることすら苦痛になってしまう人も少なくありませんよね。
そんな方へおすすめなヘアスタイルもご紹介します。
抜け毛が気になるときは、セミロングまたはショートヘアがおすすめです。
同じ抜け毛の本数だとしても、髪の毛の長さが短い方が、抜け毛の本数は少なく見えるため、精神的な負担を軽減することができます。
抜け毛が気になりシャンプーできないという方に意外と多いのがロングヘア。
想像してみてください。
同じ10本の髪が抜けているとして、ショートヘアとロングヘア、どちらが気になると思いますか?
ロングヘアだということが容易にわかります。長い髪は抜け毛が目立ち、排水溝の掃除もショートヘアよりかかります。要は髪が長いと気になりやすいということです。
また、以前ロングヘアのお客様の髪を量らせていただいたことがあります。70gありました。たかが70g、されど70g。ずっと頭皮には重力がかかっています。また束ねる際にも負荷、ドライヤー時間も長くなります。
そして、いざシャンプー!となった際に、次に気になるのがシャンプー選び。
CMやネットでもいろんな情報がありますが、もりもりと泡が立つ、強い香りのものはあまり頭皮には良いとは言えません。
アミノ酸系のシャンプーでシャンプー剤を頭皮に残さないようしっかりと洗う。しっかりというのはゴシゴシ洗うのではなく優しく時間をかけ髪の根元をしっかり洗います。
そして、流す時間は2分!2分間は流しましょう。
これらを心掛けるだけでも頭皮は変わります。
マイルドな洗浄成分:頭皮を刺激せず、過剰な油や汚れを取り除くためのマイルドな洗浄成分が含まれているものが理想的です。例えば、ココイルグルタミン酸2Naやラウリルグルコシドなどが一般的です。
ノンシリコン: シリコンは髪にツヤを与える効果がありますが、同じように頭皮もコーティングしてしまう為あまりお勧めできません。特に皮脂の多い方は注意が必要です。頭皮に負担がかかります。 ノンシリコンのシャンプーは、髪や頭皮を優しく洗浄するためゆっくりしっかり洗髪することができます。
無硫酸系界面活性剤(サルフェートフリー界面活性剤):一般的なシャンプーに使用される硫酸系界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウムやラウリル硫酸アンモニウム)は、強力な洗浄力を持つため、食器洗剤の様に頭皮に大切な皮脂まで根こそぎとってしまいます。そのため頭皮が乾燥し、頭皮トラブルの原因となります。無硫酸系界面活性剤(例:ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸ナトリウム)は、より穏やかな洗浄力を提供し、頭皮に優しいとされています。
コマーシャルや、ネットの雰囲気だけで商品を選ぶのではなく、どんな成分が含まれているのか?すべてわからなくても少し意識するだけでシャンプー選びは変わります。私自身、発毛の仕事をするまでは香り重視で高価なシャンプーやコンディショナーを選んでいました。今思えば、頭皮に負担をかけていたことが良くわかります。
シャンプー選びというのは薄毛対策や抜け毛対策の基本中の基本となります。
シャンプーに迷われた際は、こちらのサロン監修のヘアケアアイテムがおススメです。
抜け毛は気が滅入りがち。でもふさいでいても髪は生えません。
ぜひ今日からできること、髪づくりをして行ってくださいね!
前向きな気持ちになれる動画はこちら!
この動画の他にもたくさんの対策動画をアップしていますので、できることから取り組んでください。
▼発毛体験受付中▼
今回のようなご質問、とてもありがたかったです。
良い気付きを頂きました。髪の悩みは毎日の生活を変えてしまいます。
「自分はすでに薄毛?薄毛の状態ってどうなの?今起こっていることの原因は?」
スッキリしない時は発毛体験にいらしてください。しっかりと見させていただきます。
最後までお読みいただき有難うございました!
抜け毛の量は季節により変わり個人差はありますが、1年でもっとも抜け毛が増える季節は秋だと聞かれたことのある方も多いと思います。
秋、シャンプーをしているとき手についた泡に髪の毛がたくさんついていたり、排水溝に髪が溜まっていくのを見て抜け毛の多さを実感する方も多いのではないでしょうか。
そして秋に抜け毛が増えやすい方は、秋に注意するのでは遅いことをご存じですか?
今回はなぜ秋に抜け毛が増えるのか、その原因と対策法についてまとめてみます。
そもそもなぜ、『秋』に抜け毛が増えるのでしょうか。
正常な状態でも髪は1日に100本程度抜けると言われていますが、秋になると普段より多くの本数が抜ける方が多いです。
その根拠として、毛母細胞の入れ替わりや夏季の紫外線のダメージの蓄積などの説が挙げられています。
もともと生き物にとって秋は換毛期にあたるので、髪が生え変わる時期にも相当します。
また髪の生え変わりには毛周期が大きく関係しているといわれ、一般的に7月は休止期に入りやすいと言われています。この休止期の開始から終了までは3ヶ月程かかるため、10月頃まではいつもより抜け毛が増えてしまうのです。
しかしながら、秋に抜け毛が増える理由は、上述した換毛期以外にも複数の要因があります。
では、換毛期以外に秋に抜け毛が増える原因を見ていきましょう。
秋特有の抜け毛の原因として考えられることが、夏の紫外線の影響です。
夏の紫外線には、A波・B波と分かれていることはご存じでしょうか?
髪の毛の日焼けや変色を引き起こすUV-B波に対して、UV-A波は頭皮を突き抜け毛母細胞にまで影響を与えてしまいます。夏にこの紫外線のダメージを受け続けていると、毛包が萎縮し毛球で新たな細胞を増殖させることが困難となり秋の抜け毛に繋がります。
夏は紫外線の影響以外にも汗・皮脂による頭皮の汚れも多くなります。汗や皮脂による毛穴詰まりや菌が増殖している状況を放っておくと頭皮の炎症や悪臭を引き起こすのです。
頭皮環境が好ましくない状態で放置したまま秋を迎えると抜け毛は増えてしまいます。
そのため夏は、汗・皮脂に対するケアを怠らないように心がけましょう。
抜け毛は、食習慣を見直すだけでも改善できる可能性があります。『ケラチン』は18種類のアミノ酸が結合されたタンパク質で構成されており、髪の毛はそのケラチンによって構成されています。
アスパラギン酸・スレオニン酸・シスチンレバーは特に不足しがちなアミノ酸を多く含む食べ物です。
これらを意識して摂取するようにしましょう。
常にエアコンの効いた快適な室内では空気の乾燥に加え、頭皮の温度が下がり血流も悪くなっています。
そのため夏の頭皮は常に血行不良の状態です。
髪の毛は全身を流れる血液から毛母細胞が栄養素を受け取ることで成長しているのですが、頭皮が冷えることで血行は悪くなり、血液自体が不足してしまう状態になります。
このことから秋の頭皮は、夏の過酷な環境を超えてきているため疲れ切って弱っているというわけです。
また、秋になると台風や秋雨前線などの影響で、急に朝晩の気温が下がる日が増えてきます。そのような日に暖房を入れると空気の乾燥によって頭皮も乾燥し、頭皮トラブルにつながる可能性が高くなります。
頭皮トラブルを放っておくと抜け毛の原因になりかねません。特に男性の場合は、頭皮が乾燥することで、かえって皮脂の分泌量が増加するため注意が必要です。
そしてこれに加え、秋の抜け毛が増える期間があります。
上述した通り、動物には換毛期という期間があり、それが『春』と『秋』ということなのです。秋の抜け毛は、通常の2倍以上の毛が抜けると言われています。その理由として、7月に休止期に入った髪は毛母細胞へ栄養が供給されなくなります。成長が完全に止まった髪はおよそ3~4か月後に脱毛が始まります。また夏の間に紫外線のダメージを受けたことによる影響が重なることで、通常の2倍以上は抜けることもあります。
この抜け毛が増える期間は最長で約1か月半も続きます。
ではどのように対策をしていけば良いのでしょうか。
では実際に、秋に抜け毛に増やさないために出来る対策について見ていきましょう
生活習慣を整えることは髪の健康に大いに関連します。ポイントとしては3つあります。
これは睡眠時に成長ホルモンが分泌されるからです。十分な睡眠がとれていないと成長ホルモンの分泌が低下し髪の成長を妨げます。
栄養バランスが崩れることでタンパク質やアミノ酸が不足し健康な髪が育たなくなるためです。
タンパク質ですと、牛肉・豚肉・鶏肉・マグロ・カツオ・サバ・卵・納豆・乳製品などを意識して摂るようにしましょう。
また、不足しがちなアミノ酸を多く含む食べ物ですと、乳製品・豆類・牛肉・全粒穀物などのアスパラギン酸や鶏肉・さつまいも・ゼラチンなどのスレオニン酸、魚類・ニンニク・玉ねぎなどのシスチンレバーを意識して摂りましょう。
運動をして汗をかいたり、仕事から帰った後はシャンプーでていねいに皮脂や汗を落とし清潔を保ちましょう。
不衛生な状態でいると雑菌の繁殖リスクが高まります。さらに汗は時間の経過とともに酸化し、悪臭を放つようになります。そのため、帰宅後の夜に必ず洗髪するようにしましょう。
また、洗髪時のシャンプーをアミノ酸系のものに変えることや洗髪前にブラッシングをする、予洗いを長めにしておく、シャンプーやトリートメントの後も洗い残しがないようにしっかりとすすぐことが大事です。
滞っている血流を改善させるためには、低い温度のお湯に浸かり体を芯から温めるだけでも血行促進の効果があります。シャンプーも血行改善に効果的で、髪ではなく頭皮を優しくマッサージするように洗うことを意識しましょう。
お風呂上りには頭皮をもみほぐすように頭皮マッサージも効果的です。
他にも、ジョギングやヨガなど軽い運動を取り入れることもおすすめです。
体全体を動かすことで、頭皮の血行も改善され薄毛の予防に繋がります。猛暑が続き大変な日も多いですが、室内でもよいのでできる範囲で運動を心がけましょう。
秋の抜け毛を防ぎ回復へと導くためには、室内の湿度を50%前後に保ち頭皮が乾燥しないよう注意しましょう。室内の湿度を50%前後に保つには、加湿器の利用やルームエアコンの加湿機能を使うことがおすすめです。気温と湿度が低く部屋が乾燥している集合住宅など場合、入浴後に浴室のドアを開け放しておく方法もあります。
また頭皮を保湿することも大事です。水分補給をしっかり行い体の内側から乾燥を防ぎ、お持ちの方はチャージローションなど保湿のローションで正しくケアするようにしましょう。
※使っていただきたい商品は下記にリンクがあります。
夏の紫外線はもちろん、秋や春の紫外線も予想以上に頭皮を傷めます。
外に出る時は短時間でも帽子を被るか、日傘を使用して対策をとりましょう。また、髪専用の日焼け止めも販売されていますが、毛穴に詰まり洗い残しなどのトラブルになりかねませんので、帽子や日傘での対策を心がけましょう。
秋は夏に受けたダメージと換毛期などの周期によって髪が抜けやすくなりますが、紫外線対策や食事などの生活習慣を見直すだけでも対策になります。
たくさんの髪の毛が抜け始めると人は必ず慌てます。
抜け始めてから慌てるのではなく、夏のうちからケアを行うことも大切です。
予防や対策のためにも、規則正しい生活を送ること、普段からのヘアケアの見直し、これが抜け毛予防の1番の近道です。
「自分はすでに薄毛?薄毛の状態ってどうなの?今起こっていることの原因は?」
スッキリしない時は発毛体験にいらしてください。しっかりと見させていただきます。
この記事で、秋に抜け毛に悩まれる方が一人でも減ることを願っています!最後までお読みいただき有難うございました。
※シャンプーについて
シャンプー選びというのは薄毛対策や抜け毛対策の基本中の基本となります。
シャンプーに迷われた際は、こちらのサロン監修のヘアケアアイテムがおススメです。
近年、3人に一人が薄毛に悩んでいると言われています。そして女性の薄毛の悩みも急増しています。
今や電車に乗っても薄毛治療広告、SNSでもたくさんの薄毛治療クリニックの広告が出てきます。
そして、薄毛治療と言えば昔はかつらやウィッグでしたが、近年は隠すより生やす!ということで薄毛は治すという方向になります。
しかしながら、もともと薄毛治療薬というのは薬の副作用を生かしたものが多く、薄毛治療薬の副作用によるお悩みは後を絶ちません。
Aozoraは当初は薄毛治療薬を併用しながらの薄毛対策も個々の意思に合わせおこなってきました。しかし副作用にい悩みが急増する昨今は、頭皮改善でボリュームアップする方法を推奨しております。
Aozoraは発毛サロン11年目。
これまで多くのお客様の発毛に携わる中で、これだけは知っておいていただきたいこと、10年での施術者としての心境の変化、そして薄毛治療薬がどのように推移していったかを動画で話をさせて頂きました。今もし、薄毛治療薬をお考えの方がおられたら、まずはこの動画をご覧いただけたらと思います。
薄毛治療と言えば、ミノキシジルやフィナステリドが主流でしたが、さらに強力な内服薬デュタステリドも今では普通に処方されています。
フィナステリドは妊婦さんは触ってはいけないお薬ですし、男性も妊活時には中止しなければなりません。
そうした薬も蔓延し、詳しく説明を聞かないまま服用されている方が非常に多いです。
薬は悪者ではありませんが、服用する場合は正しく今後も見据えた対策が必要です。
そのようなお話についてもこちらの動画でお伝えしています。
また、自分でできる薄毛対策についてもたくさんの動画をアップしています。
薄毛対策は薄毛治療だけではありません。人生はまだまだ続きます。先をしっかり見据え、ご自身に合った正しい対策をしていただきたいと思っています。
Aozoraでは、薄毛治療薬ミノキシジルを止めたい、すでにやめてしまい抜け毛が止まらないご相談を非常に多くいただきます。
薬を考えている方がおられたら男女問わず、まずこちらをお読みください。
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「自分はすでに薄毛?薄毛治療薬を飲むしか方法はないの?」
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最後までお読みいただき有難うございました!
みなさんはタバコを吸われますか?現代は禁煙が常という社会となりつつあり、タバコを吸う場所は限定され、喫煙率も各段に下がっています。諸外国ではこれまでタバコのパッケージに記載していた注意喚起を、タバコ1本ずつに印字されるというニュースもありました。
昔に比べ喫煙者は減りましたが、喫煙は様々な病気の原因であるだけでなく、薄毛にも影響することをご存知ですか?
昔からタバコは百害あって一利なしと言われていますが、これは髪の毛にも当てはまります。
今回は喫煙と薄毛の関係性やその対策についてまとめてみます。タバコを吸われる方はどうぞ最後までお読みくださいね。
まずは喫煙と薄毛の因果関係について見ていきましょう。
タバコは肺がんをはじめ、ほとんどのがんの原因につながること、その他多数の疾病の発症リスクを高めることなど、喫煙が健康に悪影響を及ぼすことは言うまでもありません。一見、髪の毛には関係の無いように思われがちですが、喫煙は薄毛にも関係します。薄毛の原因は様々ですが、その中でもタバコは薄毛につながる1つの要因です。
では、なぜタバコが薄毛につながるのでしょうか?
タバコを吸った後、頭がクラクラとしてしまうことはありませんか?これは、タバコに含まれるニコチンの影響で動脈が収縮し血流が悪くなることによって起こる現象です。つまりニコチンが血管を収縮させるため、全身の血の巡りが悪くなります。
喫煙による頭皮・頭髪への影響は具体的に言うと、血行という面です。喫煙により毛細血管がダメージを受け、血行不良に陥ると当然頭皮への血の巡りも悪くなります。
髪の毛は、根元にある『毛球』と呼ばれる部分に毛細血管が通っており、そこから血液を通して、栄養を補給し、成長していくというプロセスです。しかし、喫煙によって血行が悪くなると、髪の毛への栄養が十分に行き届かなくなり、結果として髪の毛を生やし太く成長させる毛母細胞を阻害してしまうのです。
また、男性ホルモンが多い人は薄毛(AGA)になりやすくなると言われています。
タバコを吸うと、AGAの主原因であるジヒドロテストステロンを増加させてしまうためです。
ジヒドロテストステロンは、男性外生殖器の形成や脳の記憶機能に良い影響を与えるとされています。一方で、ジヒドロテストステロンは毛の成長を抑制するタンパク質を作ってしまうため、髪が生成してから脱毛していくまでのヘアサイクルを短縮化させ、結果的に脱毛を促してしまうのです。
ここまで、喫煙が薄毛に作用するメカニズムについてまとめてみました。
では具体的に喫煙により、どういったことが原因になるのでしょうか。
メカニズムでも触れましたが、タバコに含まれる『ニコチン』は、髪にとって害になってしまいます。ニコチンは、タバコの煙やその副流煙によって体内に取り込まれます。体内に吸収されたニコチンは自律神経に刺激を与え血管収縮を誘います。
血管が収縮されると血管の血流の量が減り、皮膚の温度が2~5度下がるほど血行が悪くなります。血行が悪くなると毛髪の形成を行う毛母細胞に十分な酸素や栄養素が行き届かなくなり、毛髪力が落ちてしまうため、抜け毛や発毛自体が起こらなくなったりします。
さらに、血行を滞らせることで体中のエストロゲン(髪の成長を助け、髪の生育期間を延ばし、血流を改善することで頭皮を健康に保つ女性ホルモン)を作りづらくしてしまうため、毛が薄くなるだけでなく、新しい毛髪も作られなくなってしまいます。
髪に害を与えるのはニコチンだけではありません。タバコの煙に含まれる『一酸化炭素』も髪への影響を与える原因の一つです。
酸素は血中のヘモグロビンと結合して毛母細胞の活動を活性化させます。しかし、一酸化炭素は酸素よりもはるかに強くヘモグロビンと結合してしまいます。
そのため、酸素がヘモグロビンと結合せず、毛母細胞に栄養が行き渡らなくなるのです。また、一酸化炭素によって酸素が不足すると、髪を強くするコラーゲン生成が阻害されることもあります。
ニコチンや一酸化炭素の怖いところは、喫煙者が吸い込む主流煙より、副流煙のほうが多く含まれている点です。
喫煙者の近くにいる人の毛髪に、喫煙者以上のダメージを与えてしまうことになるのです。
禁煙するということは、非常に大きなストレスを伴います。ストレスはあらゆる病気のもとと言われていますよね。ストレスによる負荷が大きくなると、自律神経のバランスが乱れます。
それによって、ホルモンバランスが崩れてしまい、ヘアサイクルに乱れが生じるのです。
ホルモンバランスは髪にとって非常に重要な役割を果たしていますから、禁煙におけるストレスをなるべく少なくすることも非常に重要なのです。
自力で禁煙できないという人は、禁煙外来を受診するのも一つの手段です。
喫煙をすると老化を促進する活性酸素が増加します。活性酸素は肌の老化だけでなく、髪の毛を生成する毛母細胞をも老化させてしまいます。それによって髪の生成力が落ちてしまい薄毛に繋がります。
喫煙をすると悪玉コレステロールが増加します。悪玉コレステロールが増えると体内でタウリンを生成します。
このタウリンは髪の生成に必要なアミノ酸を消費してしまうため、育毛に回す栄養素が不足します。栄養不足に陥ることで薄毛に繋がるのです。
これらの事から、全てにおいて、タバコが「百害あって一利なし」と言われるのも納得できますね。
では現在、髪に悩みをお持ちで喫煙されている方は、どのように対策をしていけばよいのでしょうか。見ていきましょう。
・1禁煙
できれば禁煙することが望ましいですが、タバコをやめようと頑張ったことで、ストレスとなっては意味がありません。
毛髪の成長には男性ホルモンの依存が大きく関与しており、ストレスによりホルモンバランスが崩れることで薄毛が進行してしまう可能性もあります。無理はせず、少しずつ節煙していくなど、ストレスを溜めずに禁煙していきましょう。
禁煙は自力でも可能ですが、禁煙外来や禁煙補助剤を利用すると、ニコチン切れの症状を最小限に抑える事が出来ます。
紙タバコだけでなく、加熱式タバコにも血流を悪くするニコチンは含まれていますので、「紙タバコの代わりに電子タバコを」とはしないようにしましょう。
またタバコを吸うことができる場所を避ける、飴・ガムを口に含んでなんとなく口が寂しい状況を作らないよう、工夫をしてみるのも大事です。
・2頭皮環境を整えていく
禁煙しながら、これ以上の薄毛進行を食い止めるために頭皮環境を整えていくことも重要です。洗浄成分の強い市販のシャンプーでは皮脂を落としすぎてしまうため、アミノ酸系シャンプーなど低刺激のものを使用しましょう。
また、洗髪前にブラッシングや予洗いを長め(2分以上)にすることで汚れを落としておくこと、頭皮マッサージを行って血行を良くすることも大切です。
そして、脂質や糖質の多い食事は頭皮に皮脂を出してしまうため、食生活を改善することも髪の毛を育てることに繋がります。
・3生活習慣の改善
喫煙者でも薄毛になっていない方は、そもそもの遺伝リスクがなく、適度な運動・バランスの良い食事・こまめな水分補給をしている方が多いです。
適度な運動とは、例えば1日30分程度のウォーキングや筋トレ、朝のラジオ体操など毎日続けられる運動のことです。これを習慣的に行うことで血流を改善し、頭皮への栄養供給を促進します。
バランスの良い食事とは、海藻類やビタミン・ミネラルの豊富な食べ物を摂取することです。
特にビタミンCはタバコをたった2本吸うだけで一日の必要量が失われてしまいますので非喫煙者に比べて多く摂取する必要があります。
こまめな水分補給とは、文字の通り1日に摂る水分を数回に分けて飲むという事です。喉が渇いたなと感じる時はすでに脱水状態になっていることもありますので、喉が渇いたと感じる前に摂取するようにしましょう。
Aozoraでは、これまでたくさんのお客様が、良い機会!発毛スタートと同時に禁煙もされ、良い経過を出されています。体の健康は髪の健康にもつながります。
薄毛対策と禁煙。一緒に始めてみるのも良いですね。
タバコを止めれば、すぐに抜け毛や薄毛が改善されるというわけではありませんが、現在の髪が置かれている状態を作り出している要素の一つには必ず喫煙が挙げられます。
タバコを止めることは難しいことではありますが、将来的な心身の健康と抜け毛や薄毛改善のためと考えると禁煙をすることはお勧めです。
またそういった取り組みが髪を健康的に蘇らせてくれるはずです。どうしてもストレスが溜まりタバコを止められない、そういった方は1日に吸う本数を減らしてみたり、生活習慣の改善やこまめな水分補給で少しでも血の巡りに対してのアプローチを心がけるようにしましょう。
私(鮫島)は看護師時代に禁煙外来を担当しましたが、失敗する確率が高かったのは一人暮らし、高齢の女性、家族に喫煙者がいる人、でした。
そして、禁煙された方は家からヤニがなくなり、食べるものがとても新鮮においしく感じる!また何よりも喜ばれたのは喫煙しない家族様です。そのような違う面ではとても喜びを感じておられました。タバコをやめるといいこともたくさんあるんです。
今日からの過ごし方は明日からの体や髪に関わっていきます。何年たっても健康な髪や身体を維持するために、リスクとなるタバコはやめるに越したことはありません。
髪が気になりつつ、喫煙もされているという方は、一度ご自身でもタバコと向き合ってみてください。
また、タバコは血行が悪くなりますので、少しでも早めに対策をしておきたい、またシャンプーに迷われた際は、こちらのサロン監修のヘアケアアイテムがおススメです。
こちらに関連動画もございますので、少し前の物ですが、併せてごらんください。
最後までお読みいただき有難うございました。
お悩み、前向きに対策していきませんか?たくさんの方から「Aozoraに来て良かった!」のお声を頂いています。無理な勧誘はございませんので安心してご相談ください。
M字ハゲ、M字薄毛。おでこから生え際にかけてアルファベットの”M”の字になることからそう呼ばれています。
薄毛の悩みの中でも、特に男性は生え際の後退が気になり、10代20代から不安に思われる方も多いです。
また生え際は正面で髪をかき上げたり、風が吹くと目立つため、鏡を見るたびに気になってしまいます。
今回はM字型の薄毛の原因や見分け方、対策法についてみていきましょう。
まずM字型の薄毛はどう見分けたら良いのでしょうか。
M字型の生え際が気になる方は、まず生まれつきかどうかが気になる所だと思います。現在のM字が生まれつきかどうか見分ける方法は4つあります。
M字型の生え際がおでこの一番上のしわから指2本分付近にある場合は、生まれつきM字型の可能性が高いです。
一方、生え際が指2本分以上の場合やM字部分の産毛が無くなってきている場合は、薄毛が進行している可能性があります。
自分の生え際をチェックしても分からないという方は、遺伝の可能性を考えてみましょう。両親や兄弟、祖父母に富士額の人がいる場合は、生まれつきM字型の生え際である可能性が高いです。
一方、近親者にM字型の薄毛の方がいる場合は、遺伝されることが多いため、薄毛が進行している可能性が考えられます。
生まれつきおでこがM字型の人は、生え際の髪の毛も他の髪と同様に健康的です。そのため他の髪の毛と比較して生え際の髪の毛が弱々しい、産毛のような場合はM字型の薄毛の可能性が高いです。
これは、M字型の薄毛が、生え際から後退することが原因で起こります。鏡などを使って確認してみましょう。
朝起きて枕に落ちている髪が目につくことや、シャワーの後排水溝に残る髪が増えたなど抜け毛を実感することが多くないでしょうか。人の髪の毛は一日平均で100本ほど自然に脱毛していきます。
一日に100本以上の髪が抜け続けていたら薄毛の可能性が高いです。
それでは生まれつきではない方がなぜM字型の薄毛になるのでしょうか。
M字型の薄毛が進行する主な原因は2つです。
AGAは男性に多く見られる脱毛症で、毛髪の育成に関係するホルモンバランスが乱れることで起こる脱毛症です。
AGAは進行性の脱毛症であるため、放置や間違ったケア商品を使用して対策をしても、薄毛が改善されることはほとんどありません。
近年では薄毛人口は増加し、20代でも約10%の確率でAGAになると言われています。そのため、若いからまだ薄毛を心配する必要がないと思ってしまう方は要注意ですが、今は敏感な方が多いようです。
AGAとは…
テストステロンと呼ばれる男性ホルモン物質が、5αリダクターゼという酵素と結合しジヒドロテストステロン(DHT)という物質に変換されます。
ジヒドロテストステロン(DHT)が男性ホルモンレセプターと呼ばれる受容体と結合することによって脱毛因子のTGF-βが生成します。
TGF-βが生成されることで、髪の毛が成長期から退行期へ移行し、ヘアサイクルが短くなることで髪の毛が成長できず抜け毛が増えて薄毛が進行する仕組みです。
AGAの場合は生え際のみが薄くなったり、頭頂部を含めて抜け毛が増えたりと、進行具合に個人差があります。
人間の体内に存在する還元酵素の1種類で、人間の体内で起こる化学反応にはなくてはならない物質です。還元酵素は大きく分けて『代謝酵素』『食物酵素』『消化酵素』の3種類に分類されますが、5αリダクターゼは代謝酵素に分類されます。
5αリダクターゼが直接的に薄毛の原因になったり、AGAの直接的な原因だというわけではありませんが、5αリダクターゼが活性化することでAGAが発症する可能性が高くなるということです。
また5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、それぞれ分布する箇所が異なります。
5αリダクターゼⅠ型:側頭部や後頭部、ほぼ全身の毛乳頭細胞に存在します。Ⅰ型は特に皮脂腺や前立腺に多く存在しています。
5αリダクターゼⅡ型:頭皮・脇・髪・陰毛などの毛乳頭細胞に存在します。頭皮の場合、主に生え際や前頭部・頭頂部に多く存在します。
このうちM字の薄毛の原因となるジヒドロテストステロンへ変化しやすいのは、5αリダクターゼⅡ型であると言われています。
理由として頭皮に存在する5αリダクターゼⅡ型が生え際や前頭部や頭頂部に多く存在していることが挙げられます。
牽引性脱毛症とは、髪の毛を長時間引っ張ることにより発症する脱毛症です。老若男女問わず起こります。
髪の毛が引っ張られることで頭皮がダメージを受け、髪が細くなったり抜けたりしてしまいます。ヘアアレンジをする女性に多い疾患ではありますが、男性でもカチューシャやヘアゴムを使っている方は発症することがあります。
普段から頭皮に不可がかかるようなヘアスタイルをする習慣があると、牽引性脱毛症になります。
また、長髪の方は無意識に強い力で引っ張っていることがあり、知らない間に牽引性脱毛症の原因を作っている可能性があるので注意しましょう。
ではどのように対策をすれば改善されるのでしょうか。
薄毛の主な原因として生活習慣の乱れがよく挙げられます。偏った食事をしていると髪を作る栄養素が足りなくなり、頭皮の環境が悪くなることで薄毛が進行しやすくなります。
また、睡眠不足や過度なストレスで自律神経が乱れると、血行不良を起こし血管が収縮することで髪の毛に栄養素が行き届かず薄毛を進行させる可能性があります。
髪の毛を作るたんぱく質やミネラル、たんぱく質の生成を手助けする亜鉛などは積極的摂るようにしましょう。ただし、偏った食事ではなくバランスよく摂取してください。
血行不良により栄養が十分に行き届かなくなっているので、頭皮マッサージを行うことで頭皮の血流が促進され、頭皮環境を改善しやすくなります。
行うタイミングとして、入浴中や入浴後などの身体が温まっている時が良いでしょう。ただし、力の入れすぎは逆に頭皮環境を悪化させかねないので適度に行いましょう。
ラジオ体操のリズムに合わせた頭皮マッサージ動画です。毎日一緒に行ってみてください。
牽引性脱毛症の場合は髪型によって髪が引っ張られている状態になるため、髪型自体がM字型の薄毛の原因となることもあります。そのため、長髪を切って引っ張られないようにする、分け目を変えて引っ張られる力の方向を変えてみるなどの対策を行ってみましょう。
健康な髪の毛を作るためには栄養素を毛母細胞に届ける必要があります。
そしてその栄養素を運搬する役割を担うのが血液です。栄養を運搬する血液の50%は水でできているため身体に水分が不足すると血液がドロドロになってしまい血液循環が悪くなることで育毛が妨げられることがあります。
体型など個人差はありますが1日に摂取する水の量は2ℓを目安にしましょう。また、効率よく体内に水分を取り込むためにはコップ1杯程度の水を1日に数回に分けて飲むのが理想的です。
育毛剤や外用薬などを使っている方は髪の毛をしっかり分けて生え際に使うことが大事です。特にM字ばかり気にしてそこだけつけるのではなく、こめかみにもしっかりつける必要があります。意外と見落としなのがこのこめかみ。こめかみの髪が減ってしまうと、前から見たときの顔の面積が広くなることから人からの見た目が変わってしまいます。
フィナステリドは5αリダクターゼⅡ型を阻害し薄毛を予防するための薬です。先発薬名は『プロペシア』で、AGA治療薬として知られています。しかし、薬ですので副作用が起こる可能性もあります。ご使用される際はこの副作用について十分理解し、確認したうえで使用しましょう。主な副作用として、頭皮の痒み・肝機能障害・リビドー減退(性欲減少)・女性化(丸みをおびる)などが挙げられます。
5αリダクターゼを抑制するのに有効的な栄養素は、ノコギリヤシ・亜鉛・アロエ・イソフラボンが挙げられます。
この4つを食事やサプリで上手く取り入れる様にしていきましょう。
亜鉛…レバー・牡蠣・煮干し・納豆・ブロッコリーなど
イソフラボン…豆腐・豆乳・納豆などの大豆製品
AGAに悩んだら検索でいちばんヒットするのが薄毛治療薬です。
しかしながら薄毛治療薬は医薬品の副作用から生まれたものが多く、その薬剤による副作用も多く見られます。
安易に薬を服用する前にまずは頭皮や生活の改善。そして専門家に相談することが望ましいです。
M字型の薄毛にはAGAと牽引性脱毛症の2つの大きな原因があり、それは生活習慣の乱れや髪型、間違った頭皮ケアなどによって起こる可能性があることが分かりました。
生活習慣の乱れは頭皮のみならず健康にも大きく関わります。生活習慣の改善や髪型を変えることによって予防や対策をすることが可能ですので、規則正しい生活やセルフチェックをこまめに行い、頭皮にダメージを与えないよう心掛けてみてはいかがでしょうか。
またAozoraではこれまでたくさんの方がM字の薄毛を改善されています。薬をすでに服用されている方は施術により効果を発揮できます。
まずは自分でしっかり対策!
「自分はすでに薄毛?薄毛の状態ってどうなの?今起こっていることの原因は?」
スッキリしない時は発毛体験にいらしてください。しっかりと見させていただきます。
最後までお読みいただき有難うございました!